*電気の小売事業者の種類
電気を小売販売している事業者には、関西電力など地域の電力会社である 「一般電気事業者」 と
新電力と呼ばれる 「特定規模電気事業者」 があります。
現在、電力自由化により、新電力は契約電力50kW以上の需用家に対して電機を販売することができ、
同様に地域の電力会社は管轄を超えて、電機を販売することができます。
地域の電力会社は10社が経済産業省に事業の許可を受けています。また、新電力は153社
〔平成26(2014)年2月末時点〕 が登録され、年々販売電力量のシェアを拡大しています。
*電気料金の仕組み
電気料金は、基本料金、電力量料金、燃料費調整額、太陽光発電促進付加金及び再生可能エネルギー
発電促進賦課金より構成されています。
<基本料金> ⇔ 契約電力の大きさによって定まる料金 〔基本料金単価×契約電力〕 (kW)
<電力量料金> ⇔ 電力の使用量に対して計算される料金 〔電力量料金×電力使用量〕 (kWh)
<燃料費調整額> ⇔ 発電の原材料となる原油・液化天然ガス等の価格変動を電気料金に反映させるもので、
変動に応じて加減されます。
<太陽光発電促進付加金> ⇔ 太陽光発電により発電した電気のうち、余剰電力を法令で定めるj条件により
電気事業者が買い取った際、その費用をすべての利用者で負担するもの。
<再生可能エネルギー発電促進賦課金> ⇔ 再生可能エネルギーにより発電された電気について、一定の期間、
一定の価格で電気事業者が買い取ることが義務付けられており、その費用をすべての利用者で
負担するもの。